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 西洋医学と東洋的な伝統医学との差異は感覚的にはわかっている評者であるが、それを論理的に区別する手助けをくれた本書『新しい医療とは何か』である。著者は医師でもあり、かつ講師、教授などを務める。

 よくあることだが、自分ではどこかおかしいと思う、体調が悪いなあと感じる、そんな時期(とき)がある。評者も経験したことがある。どうも頭が痛いとか重いとか、胃腸の調子が悪いとか。多くの人がそういう体験を持っているかと思う。

 ところが、そんなときに病院に行っても、熱もないし、血液の検査も異常値が出ないし、結局“気分的なものも多分にあるんでしょう”なんて言われ、“とりあえずお薬出しておきますから”なんて、鎮痛剤やら消化剤やらを持たされて終りなのである。これが西洋医学だけを考えたときの限界なのである。未病は治せないのである。発病しないと治せないのである。そんなのアリ?もっと悪くなって、悪いことが数値に現れるようになってから来てくださいみたいの。

 結局、これは西洋医学が瀉法をとっていることにある。ちなみに、伝統東洋医学は、どちらかといえば補法に位置する。瀉法って何?要するに、対処療法といったほうがわかりがいいだろう。熱が出たから熱を下げる、細菌性だから抗生物質を投与する、癌だから除去する投射する。

 一方、伝統的東洋医学のほうは補法。未病でも治療をする。瘀血(おけつ:血の循環の悪さ)を除去したり、漢方やその他の方法を使って補っていく方法である。

 西洋医学のほうが、はっきり言ってわかりやすいが、そんなことも言っていられない。発病してからじゃ遅い場合も多い。癌だけじゃない。癌だったら、まだ間に合うこともある。突然死なんて、発病、即、死である。未病の段階でなんとかしなきゃいけないのである。

 結局、西洋医学と伝統的東洋医学の融合とか言われているが、患者が異常を訴えたときに、発病しておらず、瀉法でとるべき方法がないのなら、補法で未病の状態を緩和もしくは治癒していく方法を探るべきなのである。

 評者の勤務先は清泉クリニック整形外科というところ。慢性疼痛を抱えた患者の方が辿り着く場所である。そこで医師は瀉法を、理学療法士は補法の方法をとる。昔から腰が痛い。色んな病院に行ったけど、整骨院にも行ったけど、鍼灸もしたけど治らないなんていう悩みを抱えて辿り着く。医師は瀉法をとることを前提に、まずは状態を検査し、レントゲンやMRIを駆使し、その原因を探り出す。原因があれば、そこに瀉法を施す。溜まった血や水を抜き、もしくは注射したり、もしくは薬を塗ったり、湿布を処方したり。しかし、そんなことでは治らなかったから、このクリニックに辿り着く患者の方も多いし、原因を探っても見つからないこともある。見つからないから、気のせいとか言われたまま、痛みに耐えてきた患者の方は多い。そこで、理学療法の立場から補法をとる。体のバランス、筋肉の使われ方、色んな見地から未病の状況を改善する方法をとるのである。

 痛みは本人にしかわからない。本人が痛いと思えば発病なのだが、西洋医学的見地から異常がなければ未病である。気のせい、はい湿布に鎮痛剤、で終わる可能性は高い。だから、理学療法の立場から、その痛みの原因を探っていくのである。

 実は評者には痛みがない。でも、仲間の理学療法士に言わせれば、色々と改善していく必要がある体らしい。体は硬いし、前屈なんてこれだけしかできないぜ!と、逆に威張ってきた評者の体。何かあったら、もうそのままどんどん悪くなりますよ♪と楽しそうに言う。そのままだと重力に打ち勝てない時期が来ますよ♪と楽しそうに脅す。だから、悔しくてストレッチに励む毎日なのである。最近、靴下を履いたり、足の爪を切ったりが、楽になってきた評者なのである。自分でも気づかなかった未病の状態から、脱却中・・・いわゆる予防に励む評者の今日この頃は、体重も軽くなってきたのことども(^^)v(20061027)

※非常にロジカルでクレバーな著者である。人に気づかせる筆力がある。
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by seiseninfo | 2006-10-27 16:14
先日、10月1日に裾野市運動公園野球場で、障害者チームを含む4チームで交流戦をおこないました。当日は、あいにくの小雨まじりの天気でしたが、楽しみながらプレーできました。
また、対戦チームのプレーに感動しつつ、負けないようにガンバリ、2戦2勝!(筋肉痛つき)の好成績でした。。。

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気合と笑い十分の選手達。 まだ疲れる前だから・・・
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チャチャチャ チャッチャチャー♪
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